2006-06-01 声が出ず

_ 仕事の合間をぬって祖母のお見舞いへ。彼女があと3ヶ月の命といわれてから一ヶ月が経った。自分の命の期限を告げられた時の気持ちはどんなものだったろう、いつもクールな祖母はそれをどう思っただろうか(私は彼女が泣いたところを一度も見たことがない)、と考えながら病院で一時間ほど過ごした。すごく綺麗な手をしてた。喉が細くなってきて、思うようにしゃべれない事を悔しそうにしていた。母によると自分の葬式の夢を何度も見ているようで、その手際の悪さに腹を立てて目が覚めるらしい。祖母らしいなぁ。

_ 仕事用のブラックスーツを着た自分がふと病院の鏡に映って、なんだか死神みたいだ、と思う。

[]

«前の日記(2006-05-31) 最新 次の日記(2006-07-01)»